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『13階段』(高野和明)


この間、大分の浜田さんにお勧めされて
はじめて高野和明さんの小説を読みました。

『13階段』(講談社文庫)

「無実の死刑囚を救い出せ。
 期限は3ヶ月、報酬は1000万円。」


13階段というのは、死刑確定囚が
死刑執行までに踏む手続きがあって
それが13ステップであるという意味。



最近は法務大臣が死刑執行の署名をしない
というのがマスコミに出ているので
実際にはほとんど処刑されないのかと
思っていました。

ところがあるタイミングでは高確率で
死刑執行される
というんです。



また死刑になるかならないかは微妙な
さじ加減があって、たとえば改悛の情が
あれば複数の殺人があっても死刑にならない。

ところが殺害時の記憶がなければ改悛の情が
ないとみなされ死刑になる




そんな記述があって、それが事実とどれだけ
近いか分かりません。

でも死刑囚の恐怖、執行官の苦悩など
リアルに小説で読んだことによって
これまでと「死刑」に対する関心度合いが
まるで変わったような気がします。



まさに、読む前の自分には戻れない
それが読書の大きな意味だと思います。



ちなみに私は小説を読むときには
必ずフォトリーディングをします。

フォトリーディングなしで小説を読むのは
小説の楽しさ、喜びを半減させる
ような、
もったいなく感じるからです。




読みたくないけど読まなければならない本を
「処理」するために、

読みたくてたまらない本を、さらに楽しく
読めるように「味付け」するために、


フォトリーディングは私の人生を豊かにする
かけがえのないツールの一つです。
| 玉川一郎 | フォトリーディング | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
2012/02/05 8:53 PM posted by: 小説小僧

死刑執行人の苦悩がこちらまでひしひしと伝わってくる作品でしたね!
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